働きやすい職場認証制度 認証事業者の現場レポート! 【トラック事業者:千代田運輸株式会社】編

「ドライバー=筋力が必要」というイメージが解消され、入社を決意。
ドライバーを志したきっかけは「大きな車ってかっこいいな。この車両に乗ってみたいな」という憧れでした。入社前から千代田運輸の大型トラックが走っている姿を見ていて、ウルトラマリンブルーの車体にずっと乗ってみたいと思っていたのです。そのような経緯もあり、学生の頃にはドライバーとして働きたいと考えるようになりました。
ただ、体力的な負担に対する不安はありましたね。「ドライバーは筋力が必要で男性社会」というイメージもあったので、果たして女性である自分にできるのだろうか、と。ですが、千代田運輸ではフォークリフトを使って積み下ろしをしていると面接の際に伺ったことで、「これなら私でもできそう」と安心して入社を決意しました。
私が働いている千代田運輸では、主に2種類の輸送を行っています。すでに完成している自動車を運ぶ新車輸送と、自動車部品を運ぶ貨物輸送です。
私が普段担当しているのは貨物輸送で、運んでいるものは、車の燃費を良くするために取り付ける導風板や車内の天井を高くするハイルーフなどの自動車部品です。両腕で抱えられる程のものから、フォークリフトがないと運搬が難しいものまで、大小さまざまな部品を運んでいます。
やりがいを感じる瞬間は、無事に製品を運び終えて何事もなく車庫に帰ってきたときですね。小回りが利かない大型車両で道路状況を気にしながら、お客様の大切な製品を運ぶことはいつだって緊張します。というのも、貨物輸送で運ぶ自動車部品は各自動車メーカーの独自のカラーに塗装してから出荷されるもの。唯一無二の製品なので、傷をつけてしまうと取り返しがつかないのです。「絶対、製品に傷をつけないように」と製品に気を配りながら、周囲の道路状況にも配慮して走行している分、安全に業務を終えた時の喜びはひとしおです。

ドライバーの安全保障だけでなく評価にもつなげる。千代田運輸の「安全運転第一」への取り組み。
千代田運輸では安全運転への取り組みとして、取り外し可能な通信型ドライブレコーダーを全車両に導入しています。使用方法は免許証をかざせばすぐ起動できるほどお手軽なので、今では現場になくてはならない輸送のお守りです。
通信型ドライブレコーダーが導入されているメリットは、もしもの際の証拠として頼れる点です。カメラの映像がインターネットと連携しており、「いつ」「どこで」「どのような」運転をしたかがすぐ会社に転送され、ドライバーの運転を管理できるようになっています。これまで私はこの映像を証拠として用いる事態に陥ったことはありませんが、いざというときに自分の身を守れる設備が備わっているのは、ドライバーとして安心して働ける理由の1つになっています。
それに、通信型ドライブレコーダーにはドライバーの運転を評価する点数機能が設けられており、点数に応じて評価してくれるところも嬉しいポイントですね。高得点者にはQUOカード®が支給されるほか、年間で成績が良かった上位者は表彰されます。ドライバーならできて当然と思われがちな「安全運転」をわかりやすく評価してくれるので、日々の業務に対するやる気にもつながっています。

ゆとりのあるダイヤ組みや顧客対応のフォロー。週2日休みながら感じる千代田運輸の働きやすさ。
貨物輸送の勤務時間は、輸送先である工場の稼働に合わせてだいたい午前3時から午後1時まで。その間に走行するルートは、自動車メーカーの工場で積み込んだ製品を塗装工場に運んだのち、塗装工場で加工した製品を千代田運輸のセンターに運ぶなど、センター・塗装工場・自動車メーカー工場の3拠点を行き来することが多いです。
焦らず運転できているのは、目的地までのルートや到着時間に関して、会社が余裕をもってダイヤを組んでくれているからです。そのため、急いで輸送する必要は全くありませんし、むしろ通常は作業の開始時間よりかなり早めに到着できていますね。作業開始までの待ち時間は、マフラーに付着したすす焼きをして排気ガスの浄化装置をきれいにしたり、休憩を取るなどして、ゆとりのある時間を過ごしています。
それでも、渋滞などのアクシデントに巻き込まれて目的地への到着が遅れる場合もあります。その時は、安全な場所に停車して会社に到着時刻を連絡します。すると、事務員さんたちがドライバーの代わりに顧客対応をしてくれて、電話越しに「焦らず気を付けてくださいね」と優しく声をかけてくれるので、安心して運転に専念できています。顧客対応は緊張するものですが、事務方も一緒になって対応してくれることで、精神的なストレスを感じずに働けていますね。
また、休日は週2日しっかり取ることができています。自動車部品は年間を通して出荷量の大きな変化がない上に、工場やメーカーが稼働している平日に合わせた輸送が基本。工場がお休みの土曜日・日曜日の週2日はお休みになるのです。休日には家でのんびり過ごしたり、友達とゲームで遊んだりなど、充実した生活を送ることができていますよ。

周囲のサポートで快適な1人の時間。ドライバーは未経験でも挑戦する価値のある仕事。
千代田運輸は、未経験でも活躍できるように3ヵ月かけて研修を手厚く行ってくれます。フォークリフトの運転や輸送する製品の扱い方など、運転以外の技術や知識を丁寧に教えてもらえたことで、1人でも自信をもって輸送ができているのだと思います。
具体的には、以下の3つのステップに分かれています。
まずは座学研修で会社の歴史やドライバーとしての基礎知識を身につけます。次に運転の適性検査を行って自分の運転の癖を知ってから、最終段階の同乗研修に移りました。
1~2ヵ月間かけて行う研修では、先輩ドライバーの助手席に同乗して実際の輸送に携わりながら学びます。製品に触れたり、フォークリフトを操作したり、実践的な技術を習得することができます。日ごとに研修のスケジュールが細かく組まれているため、「次に自分が身につけるべき知識」がわかりやすく、未経験でも安心して業務を覚えられる環境でした。
研修後はドライバーとして実際の輸送を担当することになります。その際、前任の先輩ドライバーから引継ぐ形になるのですが、数週間ほど先輩に同乗してもらい、輸送する製品の扱い方や大型車両の運転のコツなどを教わりながら丁寧に引継ぎを行っています。完全に1人で輸送できるようになるには前任の先輩ドライバーからのお墨付きが必要なので、経験豊富な先輩からの客観的な評価をいただいたうえで独り立ちができて安心でした。
このように周囲のサポートは充実していますが、いざトラックに乗り込んでしまえば業務中は1人きり。車両に乗っている間は目の前の仕事に集中できるのが、やっぱりドライバーの仕事の魅力であると思います。1人の業務時間を有意義に過ごしつつ、会社からのサポートを感じることができる素敵な環境なので、ドライバー未経験の方でも安心して飛び込んできてほしいですね。

千代田運輸株式会社の採用情報はこちらから!
https://chiyodaunyu.com/employment/
東京都トラック協会の会長をされている水野社長には特別インタビューを実施!たくさんの人が安心してドライバーになれる社会を目指すドライバーファーストの取り組みなど、熱いメッセージが盛りだくさんです。 ぜひ、併せてご覧ください。
特別インタビュー! 【東京都トラック協会 会長(千代田運輸株式会社 取締役社長)水野功氏】
https://www.untenshashokuba.go.jp/?p=7685
記事制作:ディップ株式会社